タンドルージュの挑戦その2タンドルージュでは使わない薬剤

ここでは、美容院の2液の白髪染めとヘアカラーバターとの比較ではなく、ヘアカラーバターを含む、ヘアカラートリートメントの中での比較となります。ヘアカラートリートメントは、白髪染めを自宅で簡単に出来るように作られたもので、キューティクルを開く薬剤を使っていないものです。
専門的になりますが、美容院の2液の薬剤を使う白髪染めは、「永久染料」というもので、いったん染めると2カ月くらい色持ちします。2カ月もすると髪の細胞も生まれ変わりますから、永久染料といえども色落ちします。それに対して、タンドルージュのようなヘアカラーバターやヘアカラートリートメントは、「半永久染料」と呼ばれています。よく、ヘアマニキュアとどう違うのですか?と質問されますが、ヘアマニキュアは「一時染料」といいます。

〈染料の種類には3つあります〉
・美容院や薬局で買える2液タイプの白髪染め・・・・・・・・・「永久染料」
・タンドルージュのようなヘアカラーバター・・・・・・・・・・「半永久染料」
・ヘアマニキュア・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・「一時染料」

「永久染料」は、良く染まりますが、頭髪と頭皮に大きなダメージがあり、自分でするにはリスクが大きいのです。通販で売っている白髪染めは、自分で染めてもリスクのない「半永久染料」がメインになっています。ちなみに、ヘアマニキュアの「一時染料」もダメージは少ないのですが、発色が赤系になり、白髪染めには適していないので、通販で販売している商品はありません。

半永久染料で使われる害のある薬剤

ヘアカラーバターやヘアカラートリートメントは、「半永久染料」のカテゴリーに含まれますが、それでも使わないほうがよい薬剤があります。それは、4-ヒドロキシプロというもので、正式名は、4-ヒドロキシプロアミノー3-ニトロフェノールというものです。これは、塩基性の染料ですが、ジアミンと同様にアレルギー反応を起こす可能性があるものです。特性は、染料を誘導する作用もあり、白髪染めトリートメントには重宝される薬剤です。ですが、アレルギーの中でも刺激性の傷みや痒みを発症することもあり、敏感肌やアトピーの方にはお薦めできない成分です。

※タンドルージュには、この4-キドロキシプロは配合していません。設計の段階で、アレルゲンになるだろう刺激物は極力、使わないようにしているからです。

では、どの白髪染めが安全なのか?

安全性の高い白髪染めとしては、「半永久染料」のカテゴリーのヘアカラーバターやヘアカラートリートメントがお薦めですが、はたして本当に安全なのでしょうか?タンドルージュは、「半永久染料」の中でも安全性にこだわっていますが、安全な原料でも調合することで化学変化が起こるかもしれません。単体では安全な素材でも、数多くの素材とぶつかりあうことで危険な物質になるかもしれないのです。そこで、商品そのものの安全性を確認する方法として「パッチ試験」というものがあります。これは、被験者100名以上の腕に、商品を塗布して変化を確認するというもので、ラットや動物での試験ではなく、ヒトでの試験であることが証明性の高い試験だといえます。タンドルージュは、120名以上の被験者に「パッチ試験」を実施、その安全性を確認しています。ですから、通販で白髪染めトリートメントやヘアカラーバターを選ぶ際には、「パッチ試験」をしている商品かどうかも確認する必要があります。

※タンドルージュは、「パッチ試験」をしていますが、敏感肌の方は二の腕の内側に少しの量のタンドルージュを10分程度つけて、痒みがないか確認することをお薦めします。